安い見積もりにはウラがある!手抜き業者のFRP防水の実態

今回、外壁塗装工事は和田塗建でさせて頂いておりベランダのFRP防水は違う業者が施工するとの事でした。

先週の土曜・日曜に防水工事が終わったので外壁塗装の最終チェックをしました。

家全体を見て回り、ベランダの方もチェックしよと見たところあまりにも適当な施工に驚きました。

施工した直後から、FRP防水が浮いてきています。
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トップコートに亀裂・ひび割れがあります。

技術の問題かどうかは断定出来ませんが厚塗りが原因だと思われます。
FRP防水は施工1ヵ月後などに、ひび割れや亀裂が入ることは確かにあります。
なぜなら、ポリエステル系トップコートは、歩行に耐えれる強度を持ちますが、その硬さゆえに手順通りの正しい施工をしても時として不具合が発生する場合もあるからです。

ベランダの床と雨戸の間は、トップコートが塗られていません。
見えない部分だと思って手抜きをしたようです。

同じ施工業者として、このような施工は絶対にあってはなりません。
見えない所だから塗らなくてはいいのか?そうではありませんよね!

見た以上は黙っていられませんのでお客様に、事情を説明させて頂きました。
事情を聞いて、お客様がベランダのFRP防水の施工をした業者に連絡を
したのですが、全く繋がらない様子・・。
そして、2日後に連絡がついたみたいなのですが「夕方しかいけない」と業者から言われたそうで。
私達もベランダのFRP防水の施工をするので分かりますが、夕方から来てはたして施工が出来るのか?
この場合、一からFRP防水を削ってやり直すのが普通です。
お客様も、防水業者からの言葉を聞いてそんないい加減な業者に任すのが不安との事で引き継ぎを和田塗建でして欲しいとの事でご依頼を受けました。

いい業者もいれば、悪い業者もいます。

優良業者の見つけ方も大切ですが
施工後の良し・悪しも見分けれる目を持つことも大切だと思います。
                                  
安い工事金額には、必ず理由があります。見積の金額だけに目を向けると後々大変な事になります。
正しい工程で施工をしようと思えば、安い金額では絶対施工出来ません。

塗装工事や防水工事を施工するにあたり、必ず掛かる費用が職人の人工代と材料代です。
安い金額で施工するには、施工の工程を省いていかに早く工事を終わらせるか!
材料費を少しでも少なくてして、通常4缶塗らないといけないところを塗料を薄めて2缶で終わらせる。
最悪の場合、見えない所は塗らないなどの手抜き工事の可能性が高いです。

今回の防水業者は、1日にマンションなどのベランダ防水を4件ぐらい施工するらしいです。1日の施工数が多い分、他の業者よりは少し金額が安い。

安さだけに飛びついた結果どうでしょうか?
塗装や防水には、必ず乾燥させるためのある程度の時間が必要です。
更に、念入りに施工しないと後で剥がれてくるなどの最悪な結果が待ち受けています。
施工を急ぐあまり、大切な工程を省いたり適当に施工をしてしまったのが今回のベランダのFRP防水の例です。

お見積りの時に、金額だけではなく施工内容を把握し、金額の根拠も明らかにする事が大切です。

今回は、防水業者に引き継ぎ和田塗建でベランダのFRP防水をやり直す事になりました。

さて、現状はどうでしょうか。

FRP防水施工後1日経過後の写真です。
すでに、浮いちゃってます。
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施工し直す為に、トップコート(上塗り)を剥がします。

簡単にベロット捲れます。明らかに、密着不良です。
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トップコート(上塗り)を全て剥がしました。 
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再度、ガラスマットをベランダの床に敷きます。

ガラスマットの上から樹脂を流して専用のローラーで塗っていきます。ガラスマットを樹脂で密着させる時に入り込む空気を抜きます。
樹脂を塗布しながらする作業です。専用の脱泡ローラーを用いて十分に気泡を抜いていきます。

この作業をしっかりしないと、下地とガラスマットの間に空気が入り込んだ状態で樹脂が硬化してしまい、密着しなくなります。

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研磨紙やサンダポリッシャーなどで、FRP防水層の目荒らしやバリを除去します。
表面に細かい傷を付けることによりトップコートの馴染みが良くなります。 

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防水用ポリエステル樹脂は、空気に触れていると硬化しません。添加されているパラフォンというものが表面に浮き空気を遮断し硬化するのです。このパラフィンを除去せず、そのままトップコートを塗ると早期に剥がれてしまいます。アセトンという溶剤をウエス(布)に含ませパラフィンを拭き取ります。

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ガラスマットや樹脂を紫外線などから保護する為に、トップコートを塗布してます。

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ベランダFRP防水の完了です。
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塗装や防水工事は決して安い買い物ではありません。

ついつい安さを求めてしまいがちです。

安い見積もりにはウラがあります!!

工事をする際は、相見積を数社依頼すると、適切な費用相場を知ることができるます。見積もり内容を見比べてみると、おかしな点に気づくはずです。

工事費用が極端に安い業者は、手抜き工事を行う業者の可能性もあります。
見積価格が費用相場よりもかなり低い場合には、悪徳業者の可能性があるということを覚えておきましょう。

信頼できる業者の見極めは、対応が丁寧な業者を選ぶと、安心感があります。

 
工事内容をわかりやすく説明してくれたり、費用について詳しく解説してくれたりする業者は信頼できるでしょう。
 
反対に、工事内容や費用についての説明を省略したり、こちらの質問に曖昧に返答したりする業者への依頼は避けておくことをおすすめします。